コーヒーオリゴ糖の機能性⑤ 糖尿病のコントロール

平成24年11月に実施された「国民健康・栄養調査」によると、糖尿病が強く疑われる有病者は約950万人、糖尿病の可能性を否定できない糖尿病予備群は約1,100万人との推計で明らかになりました。糖尿病の有病数は5年に1回推計しており、前回からは約60万人増加しています。


この度、コーヒーオリゴ糖の新たな機能性として、糖尿病をコントロールする働きがあることが動物実験によって示唆されました。


血糖値の低下

2型糖尿病を有するマウスを、コーヒーオリゴ糖入り飼料を与えるグループと通常飼料を与えるグループに分け、それぞれの糖尿病予防効果を検討しました。

その結果、通常飼料を与えられていたマウスの血糖値は経時的に上昇していた一方で、コーヒーオリゴ糖入り飼料を与えられていたマウスでは、通常飼料群と比較すると血糖値の有意な低値が観察されました。

血糖コントロールの改善

1.5アンヒドログルシトール(1.5AG)とは、血液中のブドウ糖に次いで多く含まれる糖で、軽症糖尿病の過去数日間の血糖コントロールの指標として利用されています。通常は体内で一定量になるように保たれていますが、尿糖が多いと1.5AGの濃度が下がります。

上記マウスで、それぞれの血中1.5AG濃度を調べたところ、コーヒーオリゴ糖入り飼料を与えられていた群の方が有意に上昇していたことがわかりました。

これらのことから、コーヒーオリゴ糖の摂取が血糖値上昇抑制作用を持つことが示唆されました。今後、糖尿病予防効果の可能性が期待されます。
<参考資料>
第64回日本栄養・食糧学会大会 発表
味の素ゼネラルフーヅ(株)、名古屋大院・生命農学
「コーヒー豆由来マンノオリゴ糖の糖尿病予防効果の検討」